農園のこと

農園のこと

信濃町について
 当農園の所在地である長野県信濃町。ここは妙高・黒姫・戸隠・飯綱・斑尾の北信五岳を望む、風光明媚な高原地帯に位置します。
 この地域は昼夜の寒暖差が大きいため、昼間の温かな日差しで作物の成長を促し、夜には十分な休息を与えて栄養を蓄えることができます。
 またその土壌は、山々から降り注いだ火山灰と、長年にわたる微生物の活動により形成された腐食を多く含む黒ボク土が広がっています。適度な水分を保ち、柔らかく、有機物に富んだとても豊かな土です。
 みつぶ農園は美味しい野菜になるための最適な条件が揃ったこの信濃町で年間50品目ほどの野菜を育てています。

農園のつの特徴

1.小さな農園

 みつぶ農園は夫婦2人で運営する小規模な農園です。私たちの野菜づくりでは、購入した苗は使用せず、種まきから収穫まで、責任をもって丁寧におこないます。小さな農園だからこそ一つ一つの野菜が健やかに成長する様子を見守り、手の行き届いた管理のもと心を込めて育てあげることを約束します。

2.微生物との共生

 野菜づくりでは動物性たい肥と自家製ボカシ肥、そして自家採取した土着菌(地域に棲みついている多種多様な菌)を用いています。自然の循環の中で生き物(微生物)たちの持つ力を最大限に活かし、滋味に富む野菜を育てます。

3.野菜と向き合う

 野菜と真摯に向き合うため、栽培期間中は農薬使用していません。野菜が根本的に病気にかからず、虫に食べられにくくするための土作りや栽培管理を常に考え、実践していきます。頭も体力も使いますが、やりがいはひとしおです。

米ぬか、もみ殻を活用したボカシ肥

三粒に種さんつぶ たね
一粒は空を飛ぶ鳥のために
 一粒は地の中の虫のために 
残りの一粒は人間のために

これは、農業において周囲の生態系との共生を謳い、
また自分たちの利益だけを得ようとする欲求を戒めることわざです。
このことわざにあやかり「みつぶ農園」と名付けました。
私たちは自然と生き物、そして人のために今日も種を播きます。